研究部(養護教諭の実務についての研究・協議「養護教員の専門性の向上をめざして」)
研究部では、子どもたちの健康課題や養護教諭の職務に関する調査を行い、実態の把握とその問題の解決をめざして研究活動を続けています。
年 度 |
テーマ |
令和4年度 |
『保健教育推進における
養護教諭の役割と現状についての考察』−1年次報告− |
令和3年度 |
『「チーム学校」現代的健康課題における
学校園連携モデルの検討と現状の考察』−2年次報告−
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令和2年度 |
『「チーム学校」現代的健康課題における
学校園連携モデルの検討と現状の考察』−1年次報告−
「新型コロナウイルス感染症対応に関する調査報告」 |
令和元年度 |
『「チーム学校」現代的健康課題における
学校園連携モデルの検討と現状の考察』 |
平成30年度 |
「養護教諭が行う健康相談の充実をめざして」(第2報)
−よりよい支援の場としての保健室のあり方を考える− |
平成29年度 |
「養護教諭が行う健康相談の充実をめざして」
−よりよい支援の場としての保健室のあり方を考える− |
平成28年度 |
「定期健康診断に関する調査と考察」(第2報)
−定期健康診断のさらなる充実をめざして− |
平成27年度 |
「定期健康診断に関する調査と考察」
−学校保健安全法施行規則の一部改正を見据えて− |
平成26年度 |
学校保健活動に関する養護教員と教職員の連携について |
平成25年度 |
養護教員の職務の現状についての調査 |
平成24年度 |
組織での事故対応・危機管理について考える |
地区別・校種別共同研究
それぞれの地区・校種ごとに共同研究を行っています。
令和5年度 研究発表
1 此花区小学校共同研究
健康診断を保健教育につなげるために 〜効果的な事前・事後指導を考える〜
2 東成区小学校共同研究
子どものげんきアップ支援 〜保健室での支援と保健教育を中心に〜
3 第2教育ブロック(b旭区・城東区・鶴見区・東成区)中学校共同研究
生徒が健康に関心を持つことができる保健教育を目指してー実践と教材の工夫―
令和4年度 研究発表
1 幼稚園共同研究発
幼児が安全に過ごすために必要な生活習慣や態度を身に付け見通しをもって
行動できる力を育てる
2 中央区小学校共同研究
電子メディアと健康 〜生活習慣の改善に向けた保健教育の工夫〜
3 住之江区小学校共同研究
学校における食物アレルギーに対する取組について
〜児童が学校生活を安全に安心して過ごせるために〜
4 第2教育ブロック(a北区・都島区・福島区)中学校共同研究
生徒保健委員会活動の活性化をめざして
5 第4教育ブロック(a天王寺区・生野区・阿倍野区)中学校共同研究
学校内における救急体制を考える 〜アクションカードを活用して〜
令和3年度 研究発表
1 西区小学校共同研究
保健室利用データの可視化による現代的健康課題の解決に向けて
ーかぞえて発見!まとめて再発見!!―
2 東淀川区小学校共同研究
規則正しい生活習慣づくり 〜明日につなげる保健教育の実践〜
3 第3教育ブロック(b住之江区・住吉区)中学校共同研究
生徒保健委員会活動の活性化をめざして 〜ピア・サポートを活用した保健教育〜
令和元年度 研究発表
1 港区小学校共同研究
みて かんがえ やってみる ―自ら健康で安全な生活を送る力を育てる保健教育ー
2 大正区小学校共同研究
食物アレルギーへの理解を深める保健教育 ~正しい知識の習得から思いやりのある行動へ~
3 6ブロック中学校共同研究
養護教諭が行う保健教育 ー質の良い睡眠をとるためにー
平成30年度 研究発表
1 住吉区小学校共同研究
ピア・サポートで「いのち」の教育ーいのちの大切さを伝えるー
2 城東区小学校共同研究
子どもの命を守るための教職員研修
3 5ブロック中学校共同研究
防災教育を養護教諭の立場から考える
平成29年度 研究発表
1 浪速区小学校共同研究
外国からの転入者を含めた誰もが安心できる保健室をめざして
2 平野区小学校共同研究
養護教諭の専門性を生かした学校保健活動
−心因性来室者対応のスキルアップをめざして−
3 4ブロック中学校共同研究
中学校で取り組む歯・口の健康づくり
平成28年度 研究発表
1 生野区小学校共同研究
プラス ワン ステップ −PDCAサイクルを活用した保健教育−
2 西成区小学校共同研究
児童の実態に合わせた保健指導の工夫−子どもの心に残る保健指導をめざして−
3 3ブロック中学校共同研究
ICTの機能を活かした保健指導を工夫する−より効果的な教材作成をめざして−
平成27年度 研究発表
1 天王寺区小学校共同研究
「効果的な健康教育を進めるために」 −教科等との関連を意識して―
2 北区小学校共同研究
「互いに学び合う実践交流」 −「みんなまあるく」つながって―
3 2ブロック中学校共同研究
「養護教諭が行う保健指導」 −気づきが行動に結びつく保健指導をめざして―
研修会報告
令和6年度 新任者説明交流会 報告
今年度、新たに13名の新会員の先生方をお迎えし、大阪市総合教育センターにて新任者説明交流会を行いました。
大阪市養護教員会の組織や役割、研究活動などの取り組みについての説明や、保健月報作成の実習を行いました。今年度は、事前アンケートで困り感の高かった「保健教育・保健指導」と「健康診断」について、副会長から実践例の紹介や、実施を行う上での留意点等についての研修もされました。
その後、校園種ごとに分かれたグループでの交流では、日々の実務についての悩みや不安に対して、経験豊かな先生方からの助言や、新任者同士の意見交換を行いました。
参加した新会員の先生方からは、「悩みを解決でき、充実していた」「疑問や困っていることを教えていただき、不安が解消され、明日からもがんばろうと思えた」「これからのやるべきことが明確になったので、この会に参加できてよかった」との感想があり、短い時間ではありましたが、充実した交流会となりました。
今後も、幼稚園、小学校、中学校のつながりを生かし、養護教諭一人ひとりの資質向上と職務の充実を目指して実務と研鑽を重ねていきたいと思います。
令和6年度 全体会 第2部研修会 報告
一般社団法人 チャイルドリテラシー協会
代表理事、カリフォルニア大学ロサンゼルス校医療政策部門(7月1日よりご勤務)今西洋介先生に、「ふらいと先生の健康教室〜養護教諭に知ってほしい正確な情報と知識〜」という演題で、HPVワクチン、学校健診、小児性被害の3つのテーマをもとにご講演いただきました。
子どもへのコミュニケーション不足は健康被害に直結する最重要課題であるという言葉は、大変印象に残りました。養護教諭は、教育・保育と医療・療育をつなぐ貴重な橋渡しであり、子どもの健康を最優先と考え、養護教諭だからこそできる具体的なアプローチの方法や、養護教諭として学び続ける姿勢を持つことの大切さについて教えていただきました。養護教諭として健康診断や保健教育の場面で、また個別指導や日常的に子どもとどのようにかかわっていくことができるか、またどのようなかかわりが必要なのか、ということを深く考えることができました。講演後は会場からの質問もあり、あっという間の90分でした。早速、子ども、保護者、教職員とのかかわりに生かしていきたいと思います。
令和5年度 第76回 定期研修会 報告
2月27日(火)に大阪市教育センターで定期研修会を開催しました。
まず、研究部より養護教諭の実務についての研究・協議「保健教育推進における養護教諭の役割と現状についての考察」<最終報告>がありました。
その後、聖心女子大学現代教養学部教育学科 教授 植田 誠治 先生より、「保健教育の推進と養護教諭」という演題でご講演いただきました。保健室での個別の対応・支援から、集団的な保健教育につなげる発展過程は養護教諭の特質を活かした最も得意とするところであることや、「よい保健授業」としての4つの要因として、@価値認識の高まりや新しい知識理解が深まること、A興味・関心・意欲が高まること、B主体的に学ぶこと、C協同的な学びが実感できることを教えて頂きました。子どもたちの健康課題解決のために学校内外のマンパワーや機関との連携を充実する大切さについてまとめられ、養護教諭として学校全体を通し、保健教育を推進する意識を高める研修会となりました。
令和5年度 定例研修会 報告
新型コロナウイルス感染症の影響で、開催方法や会場の変更を余儀なくされてきましたが、4年ぶりに大阪市教育センター講堂を会場として開催することができました。
地区別・校種別共同研究発表では、此花区小学校 研究主題「健康診断を保健教育につなげるために〜効果的な事前・事後指導を考える〜」について、東成区小学校 研究主題「子どものげんきアップ支援〜保健室での支援と保健教育を中心に〜」について、第2教育ブロックb中学校 研究主題「生徒が健康に関心を持つことができる保健教育を目指してー実践と教材の工夫―」の研究発表を行いました。いずれの発表も、日々の子どもたちとの関わりから健康課題を見つけ、実践に取り組まれた研究となっていました。
指導講評では、子どもたちが生涯にわたって健康で安全な生活を送るために、「心身の健康に関する知識・技能」「自己有用感・自己肯定感」「自ら意思決定・行動選択する力」「他者と関わる力」を育成することが大切であるが、今回の研究発表では、学校全体の様々な場面で、学校の実態に応じて他の教職員と連携し、機を捉えて保健教育に取り組まれているとご講評いただきました。校種の枠を超え、実りのある研究発表となりました。
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此花区小学校発表 |
東成区小学校発表 |
第2教育ブロックb中学校発表 |
令和5年度 全体会 第2部研修会 報告
横浜創英大学 看護学部 横山惠子 教授と、こどもぴあ 桜井みよ 様に、「ヤングケアラーへの支援〜精神疾患の親を持つ子どもたち〜」という演題でご講演いただきました。
横山先生には、精神疾患の親をもつ子どもたちやヤングケアラーの実態について詳細なデータとともにお教えいただきました。ヤングケアラーの早期発見につながるよう、日々の子どもたちとの関わりや声掛け、支援につなげるための関係機関との連携が大切であると改めて感じました。「支援の糸を垂らす」ことを心掛け、信頼できる大人の一人になれるよう、努めて参りたいと思います。
また、桜井様にはご自身のケア経験をお話くださり、その当時の思いや気持ちを感じるとることができました。お話しいただいたことは私たちの心に響き、どうすればその苦しい状況に手を差し伸べられるのだろうと考えさせられました。支援とは、ついつい具体的な解決方法を見つけることだと考えてしまいがちですが、居場所を作り、寄り添うことも支援であると気づかされました。
改めて子どもたちの対応について見直す機会となり、今後も精神疾患の親をもつ子どもやヤングケアラーについての理解を深めていきたいと思います。
令和5年度 新任者説明交流会 報告
今年度、新たに
23名の新会員の先生方を大阪市養護教員会にお迎えし、大阪市教育センターにて新任者説明交流会を行いました。
運営委員を中心とした
11名の養護教諭により、大阪市養護教員会の組織や研究活動などの取組について説明を行いました。今年度は、自身の校務支援パソコンを使用した保健月報の実習も行い、入力方法の説明や作成した月報の活用方法などの紹介もされました。
その後、校園種ごとに分かれて、日々の実務についての情報交換を行いました。4月からの勤務の中での悩みや不安を共有し、経験豊かな先輩の先生方からは対応法や取組について助言や、新任者の先生同士での意見交換を行うことができました。
5月から新型コロナウイルス感染症の制限が解除され、養護教諭同士が対面で交流できる機会が増えてきました。今後もさらに大阪市養護教員会のつながりを生かし、養護教諭の資質の向上を目指していきたいと思います。
令和4年度 第75回定期研修会 報告
3月2日(木)に淀川区民センターで定期研修会を開催しました。
まず、研究部より養護教諭の実務につ いての研究・協議「保健教育推進における養護教諭の役割と現状についての考察」<1年次報告>がありました。
その後、茨城大学 教育学部 教授 上地 勝 先生より、「保健教育推進における養護教諭の役割について」という演題でご講演いただきました。子どもたちが興味、関心を持ち、主体的、対話的に深い学びができるような具体的なアプローチの方法や、校園種間の系統性、縦のつながりを考えながら保健教育を行っていくことの大切さ、また、教科の授業で学んだ基礎的、基本的な知識を統合して特別活動での取り組みや、個別指導、日常的な子どもとのかかわりの中で応用的に活かしていくということを教えていただきました。保健教育の中での養護教諭の役割についてわかりやすく教えていただき養護教諭だからこそかかわれる保健教育、自校でのよりよい取り組みについて考えることができ、実り多い研修会となりました。
令和4年度 定例研修会 報告
12月9日(金)にクレオ大阪中央で定例研修会を開催しました。限られた時間の中、皆様のご協力で、滞りなく会を進めることができました。ありがとうございました。
地区別校種別共同研究発表では、幼稚園研究主題「幼児が安全に過ごすために必要な習慣や態度を身に付け見通しをもって行動できる力を育てる」、中央区小学校研究主題「電子メディアと健康〜生活習慣の改善に向けた保健教育の工夫〜」、住之江区小学校研究主題「学校における食物アレルギーに対する取組について〜児童が学校生活を安全に安心して過ごせるために〜」、第2教育ブロック中学校研究主題「生徒保健委員会活動の活性化をめざして」、第4教育ブロック中学校研究主題「学校内における救急体制を考える〜アクションカードを活用して〜」についての研究発表を行いました。
指導講評では、各校園種で、子どもたちや学校全体の課題を的確にとらえ、養護教諭の専門性を発揮し効果的な保健教育の実践だったと講評していただきました。幼児の特性に応じた安全教育の充実と職員の連携を図ることで、自ら安全に過ごそうとする態度が養えたこと、身近な生活における康課題の解決に向け、様々なアプローチで、生活をセルフコントロールする意識を高めることができたこと、食物アレルギーについて教職員や保護者と連携し、子どもの命を守るための効果的な取組であったこと、生徒委員会の活動内容の工夫により、生徒が意欲的に委員会活動に参加でき、達成感・自己肯定感・健康意識の高まりがみられたこと、校内救急体制を整えるため、アクションカードを用いて教職員が連携して対応できるようチーム連携に重きを置いた、充実した教職員研修が行えたことなどが評価されました。
各校園種の研究発表・協議を通して、子どもの健康・安全を守り、子どもが自ら意思決定・行動選択する力をはぐくむために、養護教諭の専門性を高められる研修会となりました
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第2教育ブロックa中学校発表 |
第4教育ブロックa中学校発表 |
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令和4年度 新任者説明交流会 報告
今年度、新たに22名の新会員の先生方を大阪市養護教員会にお迎えし、新任者説明交流会を大阪市教育センター講堂にて実施しました。
運営委員を中心とした11名の養護教諭により、大阪市養護教員会の組織や保健月報などの取組みについて説明を行いました。
その後、グループに分かれて、日々の実務についての情報交換を行いました。校園種や学校園の規模や種類によって悩みは様々でしたが、その一つ一つに経験豊かな養護教諭の先輩方が取組みや工夫を紹介し、共有することができました。
グループ討議の報告の場面では、養護教諭は一人職種ではありますが、保健主事や管理職の先生方と相談しながら、執務を進めていくことが大切という感想もありました。今回の交流会で養護教諭同士のつながりもできました。このつながりも大切にし、組織の中の養護教諭として、これから色々な場面で活躍されることを期待しております。
今後も大阪市養護教員会のつながりを生かし、子ども達の健やかな成長と心身の健康を願い、養護教諭の資質の向上を目指していけたらと思います。
令和3年度 第74回 定期研修会 報告
新型コロナウイルス感染症の拡大により、一年延期となっていた本会研究部による『「チーム学校」現代的課題における学校園連携モデルの検討と現状の考察』についての最終報告の研究発表を初のリモート配信にて行いました。
アンケートの結果から、養護教諭は複雑に絡み合った健康課題に対して、子どもたちの現状を把握して対応することは得意ではあるが、それらを発信したり連携やコーディネートをしたりすることに苦手感を抱いていることがわかりました。また、教職員や保護者から現代的健康課題について受けた健康相談に対しては、資料を提供したり、支援方法や方向性について助言をしたりしていることもわかりました。今後は、養護教諭の専門性を活かしながら、校園内外連携を進めていくというに対し、各学校園にて取組を進めていくことが大切であることを示唆することができました。
その後、静岡大学教育学部鎌塚優子教授より「多様性・共生社会に向けての新たなる養護実践の創造―養護の本質を活かした個々の子供に寄り添った支援―」の演題でご講演いただきました。
チーム学校を実現させるための視点やアンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)が組織や個人にもたらす悪影響について、また多職種協働に不可欠なコミュニケーション能力などについて、わかりやすくお話してくださいました。
この講演を機に、様々な子どもたちに寄り添ってきた養護教諭の原点に今一度立ち返り、その視点を多職種連携に向け、子どもの未来を支えるという大きな目標に向かって一歩を踏み出そう、そんな想いを抱ける実りの多い研修会となりました。
研修会で学んだことを、日々の実践に活かし、「チーム」の一員としての職務を果たしていけるよう、研鑽を積んでいきたいと思います。
令和3年度 定例研修会 報告
新型コロナウイルス感染症の影響で、中止や変更を余儀なくされてきましたが、2年ぶりに会員が一堂に会してクレオ大阪中央で開催することができました。初めての会場でしたが、会員の皆様のご協力により滞りなく進行することができました。
その後の地区別校種別共同研究発表では、西区小学校 研究主題「保健室利用データの可視化による、現代的課題の解決に向けて −かぞえて発見!まとめて再発見!!−」について、東淀川区小学校 研究主題「規則正しい生活習慣づくり 〜明日につなげる保健教育の実践〜」について、第3教育ブロックb中学校 研究主題「生徒保健委員会活動の活性化をめざして 〜ピア・サポートを活用した保健教育〜」の研究発表を行いました。いずれの研究も、子どもたちの心と体を支え育てる実践を追求しまとめられたものでした。
指導講評では、子どもの実態と発達過程に応じた身につけるべき力を的確にとらえ、組織的な個別支援や自主性・主体性を育てる保健教育を実践していると講評していただきました。大阪市における校務支援システム保健系機能を活用し、保健室利用状況を収集・分析することで、健康課題を学校全体で把握し解決を図っていること、児童に身近な生活における健康課題を意識させ、課題を自分のことと捉えることができるように工夫していること、教職員や家庭・地域と連携して子どもが生涯にわたって健康な生活を送るために必要な力を育成する取組をしていることなどが評価されました。
「心身の健康に関する知識・技能」「自己有用感・自己肯定感(自尊感情)」「自ら意思決定・行動選択する力」「他者と関わる力」を育成する取組を担う私たち養護教諭にとって、専門性を高めるたいへん実り多い研修会となりました。
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西区小学校発表 |
東淀川区小学校発表 |
第3教育ブロックb中学校発表 |
令和3年度 新任者説明交流会 報告
今年度、新たに28名の新会員の先生方を大阪市養護教員会にお迎えし、新任者説明交流会を海老江西小学校の体育館で行いました。
運営委員を中心とした13名の養護教諭より、大阪市養護教員会の組織や保健月報などの取組みについて説明を行いました。その後、校園種ごとに分かれて、日々の実務についての情報交換を行いました。日々の悩みや不安に寄り添ったタイムリーな話題を共有し、経験豊かな先輩の先生方の対応法や取組みだけではなく、困っていることも共有しあえるよい機会になりました。
新型コロナウイルス感染症の影響で、養護教諭同士が直接顔を見て話をする機会がなかなか持てない状況が続いていますが、大阪市養護教員会のつながりを生かし、子ども達の健やかな成長と心身の健康を願い、これからも養護教諭の資質の向上を目指していきたいと思います。
令和2年度 第73回定期研修会 報告
大阪市教育センター講堂において、コロナ感染症対策として密を避け、3月8日〜11日の4日間に分けて実施しました。
まず、研究部より養護教諭の実務についての研究・協議「チーム学校 現代的課題における学校園連携モデルの検討と現状の考察」の1年次報告がありました。続いて企画部・研究部合同で実施した「新型コロナウイルス感染症対応に関する調査」についての報告がありました。
その後、国立成育医療センター 小児科医の山口有紗先生より「子どもとコロナ −わかっていること、わからないこと いまできることー」という演題でご講演いただきました。今回は事前に運営委員が拝聴し、質疑応答した様子を収録したものを放映する「録画講演」という新しい形での講演会を実施しました。海外において教育や医療を学ばれ、現在はご自身が子育て中でいらっしゃる山口先生のお話は、コロナ禍を生きる子どもの心に寄り添った支援の仕方について分かりやすく、ご教示いただきました。現場で日々奮闘し疲れ気味の私たち養護教諭にも温かいエールをくださり、お人柄が滲み出る話し方に引き込まれてのあっという間に感じた90分となりました。
令和2年度 新任者説明交流会 報告
今年度、新たに37名の新会員の先生方を大阪市養護教員会にお迎えすることができました。
定員が540名の大きな会場において、3密にならないように配慮しながら、運営委員含め総勢50名で、大阪市養護教員会の組織や保健月報について説明を行いました。その後、日々の実務について校園種ごとに分かれて情報交換を行いました。
また、新型コロナウイルス感染症の拡大防止措置等について、事前に各校園から集約した対策資料をもとに、意見交換をしました。
コロナ禍で不安の多い日々ですが、養護教諭の細やかな配慮と明るい笑顔が、現場の子ども達に伝わるよう、本年度も大阪市養護教員会としてできる限りの取組みをしてまいります。
令和元年度 第2回定例研修会 報告
はじめに全国養護教諭連絡協議会第22回研修会(東京都)の概況報告を行いました。
続いて、地区別・校種別共同研究発表が行われました。港区小学校が「みて かんがえ やってみる−自ら健康で安全な生活を送る力を育てる保健教育−」、大正区小学校が「食物アレルギーへの理解を深める保健教育〜正しい知識の習得から思いやりのある行動へ〜」、第6ブロック中学校は「養護教諭が行う保健教育−質の良い睡眠をとるために−」について発表されました。
指導講評では、どの発表も日々の執務の中で気づいた子ども達の課題を的確に分析し、安心して健康な生活が送ることができるように、また生きる力を育むことができるようにと課題解決に取り組まれた実践的な研究でしたとの評価をいただきました。また、新学習指導要領が小学校では来年度からスタートするにあたり、幼・小・中・高とつながりを持たせ、成長過程に合わせて生きる力を育む教育を目指していきましょうと話され、今後の研究計画の立て方についてもご示唆いただきました。
港区小学校共同研究 展示資料
大正区小学校共同研究 展示資料
6ブロック中学校共同研究 展示資料
令和元年度 第1回定例研修会 報告
第70回指定都市学校保健協議会(新潟市)、第72回近畿養護教諭研究協議会(奈良県)の概況報告を行いました。
続いて、日本医師会総合政策研究機構主席研究員の上家和子先生に、「人生100年時代の生涯にわたる健康 どこで学ぶか、何を学ぶか 〜医療者から教育者への期待〜」という演題でご講演いただきました。
人生100年時代を迎え、急速に超高齢化にすすんだ医療現場から見た生活習慣病の実態をお話しいただきました。
生活習慣病になってしまった大人に、医師が情報提供をし、意識・行動を変容させることには限界があること、それ故、義務教育の児童・生徒の段階で健康保持のための知識理解と、健康課題等に対処するための資質・能力の育成が重要であること、いわゆる、この「健康リテラシー」を学校現場で身につけさせるための健康教育のあり方について、考えていかなくてはならないことを、教えていただきました。
未来を想像したつながる教育の大切さを意識しながら、今後も引き続き研鑽に努めていきたいと思います。
令和元年度 全体会 第2部研修会 報告
親・子の片づけマスターインストラクター 加藤真由美 先生に『保健室改造計画 〜子どもと向き合う時間を増やすための整理収納〜』という演題でご講演いただきました。
まず、必要なものを、使いやすく、片付けやすく収めることが整理収納の基本であることを教えてくださいました。
次に、保健室の片づけ7つのステップについて詳しくお話ししてくださいました。片付けの目的を決め、現状の改善点を見出します。次に、1年以内に使っているか使っていないかで物を分別して、使用頻度や保管期限を決めて整理します。物の整理が済んだら、収納計画を立て、ゾーニングと作業手順と日程を考え実行します。物の本質を見極め、使いやすい定位置にしまいます。さらに居心地のいい空間づくりを工夫したら、いったん完了です。最後のステップは環境に応じて見直しをすることです。ワークもしながら、7つのステップについて、とてもわかりやすく教えてくださいました。
保健室の機能を十分生かすために、保健室の整理収納は養護教諭の重要なスキルの一つであることを学ぶことができました。応急手当や健康相談に使いやすく、子どもたちが安心して過ごせる保健室づくりを目指して、計画的に整理収納を実行したいと思います。
平成30年度 第71回 定期研修会 報告
本会研究部による「養護教諭が行う健康相談の充実をめざしてーよりよい支援の場としての保健室を考えるー」についての研究発表を行いました。アンケートの結果から、養護教諭は学校園種の運営方法や子どもの発達段階、相談内容の違いに対応して、配慮や工夫をしていること、校園内組織が円滑に機能するために教職員との「関係づくり」を日々、意識していることなどがわかりました。一方、組織全体にかかわる項目については課題が見られました。
その後、びわこ学院大学の岩崎 信子教授より「現代的健康課題を踏まえた養護教諭の役割―よりよい支援の場としての保健室をめざして―」の演題でご講演いただきました。現代的健康課題の最近の動向について、また、養護教諭の担う役割や支援の在り方、学校全体を視野においた保健室経営の重要性などについて、わかりやすくお話してくださり、実り多い研修会になりました。
研修会で学んだことを、日々の実践に活かし、「チームとしての学校」の一員としての職務を果たしていけるよう、研鑽を積んでいきたいと思います。
全国養護教諭連絡協議会 第21回研修会、全国学校保健・安全研究大会の概況報告を行いました。
続いて、地区別・校種別共同研究発表では、住吉区小学校が「ピア・サポートで『いのち』の教育−いのちの大切さを伝える−」、城東区小学校が「子どもの命を守るための教職員研修」、第5ブロック中学校が「防災教育を養護教諭の立場から考える」について発表しました。いずれの発表も、日々の実践の中から積み上げられ、工夫をこらした研究となっていました。
指導講評では、日頃の先生方の気づきを大切にされ、児童・生徒が安心・安全で、健康に生きる力を育む素晴らしい研究であったと、ご講評いただきました。特に自己有用感・自己肯定感を育み、児童・生徒が主体的に学ぶ力をつけ、行動選択に結びつけられたことや、他者と関わる力の育成、家庭・地域との連携などが評価されました。これらの取り組みは、主体的・対話的・教科横断的な視点で、計画的かつ継続して行うのが望ましいと話され、私たちにとって実りある研究発表となりました。
住吉区小学校共同研究 展示資料
城東区小学校共同研究 展示資料
5ブロック中学校共同研究 展示資料
第71回近畿養護教諭研究協議会(兵庫県)の概況報告を行いました。
続いて、埼玉大学教育学部教授の戸部 秀之先生に、「子どもの動機づけ、行動変容、そして自己
実現を目指す健康教育」という演題で、養護教諭が日々取り組んでいる健康教育のすすめ方についてご講演いただきました。
健康教育は、自己実現のための土台づくりであり、健康行動への動機づけと行動変容に向けた視点ですすめることが必要である。そして、一歩一歩が大切であり、挑戦意欲を高め、有能感を育む目標設定のコツを身につけることが、頑張ればできそうという意欲の源になって「目標」を徐々に「理想」へとつなげていけることを、具体的にわかりやすくお話ししてくださいました。
すぐに現場で実践できる内容であり、私たち養護教諭も、子どもたちと同様に、「やってみよう」という気持ちになりました。
早速、2学期からの実践に活かしていきたいと思います。
第69回指定都市学校保健協議会の概況報告を行いました。
続いて、大阪大学大学院 人間科学研究科 准教授 野坂祐子先生より、『子どもの性の健康〜安心感・安全感を高め心豊かに生き抜く子どもを育てるために〜』という演題でご講演いただきました。
養育者との間で形成されるアタッチメントの形成不全や、境界線を踏みにじられる経験により、子どもの安全・安心が損なわれ、その後に大きな影響を及ぼすことを、分かりやすくお話ししてくださいました。
また、性被害を受けた子どもの心や行動の特徴と、それに基づいた子どもへの寄り添い方やかかわり方、保護者支援についても詳しく学ぶことができました。
子どもたちに寄り添い育てる職務である私たち養護教諭にとって、貴重なお話でした。今後の実践に生かしていくとともに、学校が、子どもたちの安心感・安全感を高めていくことができるよう研鑽を積んでいきたいと思います。
平成29年度 第70回 定期研修会 報告
大阪市養護教員会では、「養護教諭が行う健康相談の充実をめざして―よりよい支援の場としての保健室のあり方を考える―」の研究発表をおこないました。
この研究を深めるために、大阪市立大学名誉教授、大阪樟蔭女子大学名誉教授・元学長、鳴門教育大学特任教授の森田洋司先生に「 学校全体で取り組む子供たちの現代的課題への支援〜養護教諭の役割を中心として〜
」と題してご講演いただきました。
森田先生は、「これからの養護教諭・栄養教諭の在り方に関する検討会議 養護教諭ワーキンググループ」の座長として、平成29年3月に文部科学省より発刊された「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援〜養護教諭の役割を中心として〜」の冊子作成に携わられました。
学校現場の特性を読み解かれ、私たち養護教諭が「チームとしての学校」の一員として、よりよい支援ができるよう、「緩和剤としての養護教諭」「同僚性を高められる養護教諭」について、ご教示いただきました。学校全体として組織的な支援の重要性を再確認するとともに、早速、お話いただいたことを実践に生かしていきたいと思いました。
全国養護教諭連絡協議会 第20回研修会(東京都)、全国学校保健・安全研究大会(三重県)の概況報告を行いました。
続いて、地区別・校種別共同研究発表では、浪速区小学校が「外国からの転入者を含めた誰もが安心できる保健室をめざして」、平野区小学校が「養護教諭の専門性を生かした学校保健活動−心因性来室者対応のスキルアップをめざして−」、第4ブロック中学校が「中学校で取り組む“歯・口”の健康づくり」について発表しました。いずれの発表も、養護教諭が課題解決に向けて知恵を出し合い、日々の実践の中から積み上げられた研究となっていました。
指導講評では、文部科学省から出されました「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援 〜養護教諭の役割を中心として〜」の内容に沿った研究であったとご講評いただきました。特に養護教諭が積極的に児童・生徒への対応にあたられたこと、担任をはじめとした他職種と連携し、情報を発信していること、体験的な学習を取り入れ、その学習が学校全体のものとして定着しつつあることなどが評価されました。また、次期学習指導要領に盛り込まれている内容についてもご示唆いただき、実りある研究発表となりました。
浪速区小学校共同研究 展示資料
平野区小学校共同研究 展示資料
4ブロック中学校共同研究 展示資料
第70回近畿養護教諭研究協議会の概況報告を行いました。
続いて、学校心理士 ガイダンスカウンセラーの 山内康彦先生に、『早期からの適切な対応によって二次障害は防ぐことができる 〜養護教諭として何をどのようにすればよいかを考える 学校マネジメントから保護者・子どもの対応まで〜』という演題で、養護教諭のための特別支援教育についてご講演いただきました。
困難を抱えている子どもの対応において、いちばん困っているのは子ども本人であり、その子どもの困り感に寄り添うことがいかに大切であるかを、改めて痛感する内容でした。「叱るより褒める」関わり方の重要性と、子どもの力を伸ばす褒め方、叱り方を具体的にわかりやすくお話ししてくださいました。
さらに、関係機関などとの連携や進路選択、学校マネジメントについて、困難を抱える子どもの対応に欠かせない貴重な知識を得ることができました。早速、子どもたちの支援に活かしていきたいと思います。
第68回指定都市学校保健協議会の概況報告を行いました。
続いて、大阪府医師会学校医部会 眼科対策委員会委員長 宮浦眼科の宮浦 徹先生に、『眼科学校保健について―養護教諭がおさえておくべきポイント−』という演題でご講演いただきました。
定期健康診断の視力検査のもつ意義や学校現場での教育活動への対応等について、また、学校における眼外傷についても、各校園種における発生原因と発生状況に関する分析を交えながら、わかりやすいご説明をいただきました。
また、色覚検査について、色覚の専門的な説明、検査方法、具体的な見え方にいたるまで、カラーでわかりやすく、お話いただきました。私たち養護教諭は、プライバシーに配慮しながら、希望者に色覚検査を実施し、その結果を保護者に伝えています。今回、色覚検査の意義と、その結果のもつ意味を教えていただいたことは、これからの検査において、より慎重に、確実に行なわなければならないという、執務に対する気持ちのひき締めにつながりました。
さらに、日々の教育活動において、黒板やホワイトボード等を使用する際に日常的に配慮しなければならない色づかい等についても、具体的にお話いただきました。今後、学校現場で全教職員に伝え、共通理解を図っていきたいと思います。
大阪市養護教員会では、平成28年4月の学校保健安全法施行規則の一部改正にともない変更された定期健康診断について、第2報「定期健康診断のさらなる充実をめざして」の研究発表をおこないました。
そして、この研究を深めるために、太田整形外科クリニック医院長 太田信彦先生に「 運動器検診と子供のロコモ 」と題してご講演いただきました。
今年度より、学校保健安全法施行規則の一部が改正され、現場では、追加された「四肢の状態」の項目を含めた運動器の検診の実施方法から事後措置について、保護者や子どもたちにどのようにアプローチしていけばよいのか、不安を感じながらの1年でした。
来年度の運動器検診については、ご家庭でも関心を持って健康調査を実施していただけるように啓発を行い、家庭と学校の両面で子どもたちのからだの状態を把握していかなければならないということを再確認させていただきました。また、運動器検診後の保健指導では、将来のロコモ予防にもつながる「ロコモ体操」「姿勢指導」などの項目も取り入れて、子どもの運動器を支えるシステムの構築を進めていかなければならないと思いました。
8月に開催されました全国養護教諭研究大会(滋賀県)と10月に開催されました全国学校保健・安全研究大会(北海道)の参加者より概況報告を行いました。
続いて、地区別・校種別共同研究発表では、生野区小学校が「プラス ワン ステップ −PDCAサイクルを活用した保健教育−」、西成区小学校が「児童の実態に合わせた保健指導の工夫−子どもの心に残る保健指導をめざして−」、第3ブロック中学校が「ICTの機能を活かした保健指導を工夫する−より効果的な教材作成をめざして−」について発表しました。いずれの発表も、私たちの日々の実践の中から積みあげられた研究のまとめとなっていました。
指導講評では、子ども自身が、主体的に、確かな学力と生涯を通じて健康に生きる力を身につけるために、子どもたちの将来像を見据えた研究であったとご講評いただき、校種の枠を超えた実りある研究発表となりました。
生野区小学校共同研究 展示資料
西成区小学校共同研究 展示資料
3ブロック中学校共同研究 展示資料
第69回近畿養護教諭研究協議会、全国養護教諭連絡協議会第19回研修会の概況報告を行いました。
続いて、たけしファミリークリニック院長で千葉大学医学部臨床教授の 北垣 毅 先生に、『これだけ知っておけば大丈夫。一人保健室をうまく乗り越えるコツ』という演題でご講演いただきました。
学校でおこる様々な病気・けがの症状やその特徴、緊急性の有無や病院受診のタイミングなどの対応方法について、具体的な事例を紹介していただきながら、わかりやすく教えてくださいました。そのため、演題のとおり、「一人保健室をうまく乗り越えるコツ」をたくさんつかむことができました。
また、私たちへ温かいエールを送ってくださり、養護教諭としてがんばっていくエネルギーをいただきました。
今年度より学校保健安全法施行規則の一部改正にともない児童生徒等の健康診断について、座高検査が必須項目から削除されることにともなって、子どもたちの発育を評価するうえで身長曲線、体重曲線、成長曲線等を積極的に活用することとなりました。そこで、大阪警察病院小児科の望月貴博先生に、『成長曲線のスペシャリストへの道―学校保健での成長曲線と肥満度曲線の活用術−』という演題でご講演いただきました。
パーセンタイル曲線とSD曲線の違いにはじまり、乳児期・幼児期・学童期・思春期に分けてご説明いただいたことで、どの校園種の先生方にもわかりやすく、その年齢での特徴や問題点を理解することができました。しかし、それと同時に先生のお話を聞いて、成長曲線の大切さと奥深さを知り、私たちの責任の重さを痛感いたしました。まずは、「子どもの健康プログラム」を使って、全員の成長曲線を作成することから始めなければならないと思いました。
大阪市養護教員会では、平成28年4月から学校保健安全法施行規則の一部改正にともない変更される定期健康診断について、今年度から研究を進めています。この研究を深めるために、兵庫教育大学大学院教授の鬼頭英明先生に「保健管理の充実を目指して」と題して、ご講演いただきました。
保健管理について、実態やニーズを踏まえた取り組みや保健教育と関連づけて効果的に推進していくことの必要性について、具体的に教えていただきました。健康診断は、保健管理の中核に位置し、養護教諭にとって最も重要な職務の一つです。健康の保持増進を図るため、疾病をスクリーニングし、健康状態を把握するという健康診断の役割はもちろん、健康課題を明らかにして健康教育に役立てるという役割も踏まえ、教育活動の一環として、計画的・組織的に取り組んでいくことの重要性がよくわかりました。
他にも、学校環境衛生や感染症、医薬品管理等、保健管理の多岐にわたる内容についてお話いただきました。